そんな何度かの経験の残骸が、本棚に残っている。
パラパラと読んで、へぇ〜っと納得。
これなら、できそうだぁ〜。
いつも、そう想い、結局、やらずじまい。
もっと痩せてキレイになりたい自分
VS
別に、今のままでいいじゃない?という自分
失恋の瞬間は、いつも心が痛くて、
それをバネに、キレイになってやると決意。
友だちに、ダイエットを宣言する。
みんなに慰められ、励まされる。
「え〜、気にすることないよ〜
全然、太ってないじゃん!!」
「今のままでも、じゅうぶん可愛いよ〜」
そうして、気持ちが落ちつく。
今のままでも、いっか・・・。
そんなどうどう巡りをしているような気がしてきた。
(やっぱり、よほどのキッカケがないと無理なのかなぁ〜?)
ボーっと見開いた視線の先にある画面が動いた。
気がついたら、9時10分。
< 23 >
■次のページへ
⇒目次へ
小説TOPへ戻る