お昼の時間

「ねぇねぇ〜一緒にランチしない?」

『いいわ。今日、食欲ないの・・・・』

「そうなの?大丈夫?」

『うん、大丈夫。』
『気にしないで。』

「わかった。じゃーねぇ〜」


朝からずっと・・・

自分より細い女の人が目に入るたびに
ため息が止まらない・・・


あまりの脱力に、まぶたさえ重く感じる。

何度も、何度も、過去の出来事が
頭で再演される・・・



重い足どりで、家路を歩く。

帰宅しても、食欲がわかない・・・

(なんか、食べるのも面倒だ・・・)

部屋に戻り、ベッドに転がり込んだ。


『人間は、見た目より中身・・・』

『なんて、言うけど・・・』

『結局は、見た目でしょ・・・』


だんだんと、今までの好きな男へ、
怒りと憎しみがわいてきた。


(くそ〜、私も読者モデルになれぐらい、キレイになってやる!)

気がつくと、9時前。

今や習慣となっている日記を、急いで書いた。


< 80 >


次のページへ

目次へ

小説TOPへ戻る

Copyright@2008
ダイエット情報辞典