(みんな・・・恋愛経験が豊富・・・)
興味深げに、
ずぅ〜っと聞き入っていた。
楽しい時間は、あっという間に過ぎ、
そろそろお開きの時間だ。
最後に、彼が声をかけてくれた。
「これからは、2人で」
「無理のない範囲で」
「ちょっとずつ、楽しくダイエットしよう!」
「ちょいイイ女と、ちょいイイ男を目指そうね」
『うん』
(あ〜、好みかもしんない・・・??
あ〜、好みかもしんない・・・?
あ〜、好みかもしんない・・・
やっぱ、好みだ!
カメナシ君には似てないけど、
タナカ君似も素敵☆)
彼が、続けて耳打ちする。
「二人で頑張るってことは」
「連絡を取り合えるってことじゃん・・・」
「それが、また嬉しいよね・・・」
(ムゥオオォッォ〜)
(ア・ラ・タ・ナ 恋の予感なんですけどぉ〜)
もちろん!
電話番号と携帯のメアドを交換した。
今日は、2,000%来てよかったと思う。
マジ思う!
ってか、絶対、良かった!
店を出て、みんなとの別れ際に
「じゃ〜また、連絡するね!」
『ウン♪まってるね!』
二人だけの約束をした。
足取りも軽く、家路についた。
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