帰り方向に、急ぎ足でクツを進める。

窓から、いつもの場所を見ないように、顔をそむけながら。


眉間にチカラが入る。

たぶん、私はすごい形相をしていたと思う。

(くやしぃ・・・楽しくなるはずだったのに・・・)

ズカズカと、地面を踏みしめながら、足をはやめた。


ポツポツ。
路面にしたたる水滴。


(一瞬でも、浮かれた自分が悔しい。)
(みんなも、ひどいよぉ)
(神様のバカぁ〜〜〜〜)


小雨が降り始めた。


足早で家に向かった。


あぁ〜ちょームカつく!!!


< 11 >


次のページへ

目次へ

小説TOPへ戻る

Copyright@2008
ダイエット情報辞典