「自分が関連付けしている幸せに向って生きてるん」
「つまりやな。人それぞれに、幸せというイメージが違うだけ」
「たとえば、1人の人間は」
「お金をたくさんもつこと=人にチヤホヤされる」
「お金をたくさんもつこと=なんでもできる」
「お金をたくさんもつこと=エライ」
「こういった人間は、
【お金をたくさんもつこと】=【幸せ】って」
「そんなふうに関連付けされているだけや」
「かたや、もう1人の人間」
「教育に情熱を注ぐこと=人に役立ち感謝される」
「教育に情熱を注ぐこと=自分の経験を分かち合う喜び」
「教育に情熱を注ぐこと=世界から与えられた使命」
「こういった子は、
【教育に情熱を注ぐこと】=【幸せ】って関連付けてる」
「両方とも、幸せに向って行動しているわけ」
「今する行動と未来の幸せがつながっていることが、明確になっている人間は強い」
「目標を達成するための努力もできるし」
「目標を達成するまでにある障害を乗り越えることもできる」
「なんでか?」
「努力も障害を乗り越えることも、【幸せ】に近づく行動やろ?」
「【幸せに近づく】=【楽しい】。そう!ワクワクするんや」
「だから、何かを成し遂げているヤツは、
まわりから、すごい人や、天才やいわれるけど・・・」
「本当は、違うねん」
「自分の今やっていることが、自分の幸せにつながっていることが明確になってるだけやねん」
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