『もし、もしぃ〜♪』
ひとつ、ふたつ間をおいて、
ダイエットビリケンさんの声が聞こえた。
「はぁ〜〜〜・・・・」
長いため息。
『どうしたんですか?』
「いや、なんでもない」
力の無い声。
いつものダイエットビリケンさんらしくない・・・
「ほな、はじめよか?」
いつものでかくって勢いのある言葉とは、ほど遠い
まるで、人が変わったようだ。
いやいや
神が変わったようだ。
『ちょっと、まってください』
『ビリケンさんらしくないですよぉ〜』
「いや・・・なぁ・・・」
「ちょっと・・・・」
『ぜんぜん、いつもみたいな元気ないじゃないですか?』
いったい、何があったというのか?
神様がへこむぐらいだ・・・。
よほどのことが起きたのだろうか??
< 93 >
■次のページへ
⇒目次へ
小説TOPへ戻る