「じぶんは、今も昔も」
「この循環に入っている」
「だから、このままコーチングできても」
「その先に、成功はないんや・・・」
「わしもこんなん言いたくないけど」
「それが、真実なん」
『そ・・・そんな』
『わたし、どうしたらいいんですか!?』
(ここまで、信じてやってきたのに!)
(あんまりだ!あんまりだ!)
悲痛な心の叫びがもれた。
「あと4回しかないし」
「じぶんが成功するために必要なことだけを教えていくで」
「ついてこれる?」
ワラにもすがる声で返事をした。
『はい。もちろんです』
「オーケィー」
「まずは、今までのことを振り返ろうか?」
「[レッスン1]と[レッスン2]でやってきたことは」
「じぶんが持ってる雑誌にも書いてあるように」
「★計るだけダイエット★って言うねん」
「[レッスン3]でやってきたことは」
「★食事日記つけるだけダイエット★って言うねん」
「別名★レコーディングダイエット★ね」
「それを今日までやってきて」
「どない感じた?」
「宿題にするから、明日までにかんがえてぇ〜」
『はい・・・わかりました』
もう、あと数回で、コーチングが終わる。
不安と緊張が胸をはいずりまわった。
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