「あれ〜新手の告白ですかぁ〜」
まわりのみんながヒヤかす。
タナカ君似の彼は、
照れながら言う。
「ちげーよ!」
「思ったままのことを言っただけだよ!」
私の顔は、一瞬で赤く染まった。
「やっぱ、告白じゃん!!」
ヒューヒュー。
「ちげーよ!」
「まぁまぁまぁ〜」
結局、しばらくの間、
ひやかしは止まらなかった。
「ごめんね・・・・」
「なんだか、みんなが誤解しちゃって・・・」
私だけに聞こえる小さな声で
タナカ君似の彼が話しかけてくれた。
『いいよ。いいよ。』
『うれしかったし』
『気にしないでぇ〜』
笑顔で、言葉を返した。
話題は、いつの間にか
ダイエットから恋愛の話で
場は盛り上がっていった。
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